□ 冷静と情熱のあいだ □   (このタイトル…)

 

松陰  「え〜、今日は講義の前に学活がある日だったな。」
生徒達 「そうですね!(笑ってい○とも)」
桂    「………は?学活!?学級活動の略称でガッカツと読むアレですか!!?」
松陰  「さすがは学級会書記の桂君だ。(真顔)」
桂    「(書記!?)しょ、松陰先生一体どうなさったんですか!!?気は確かですか!!!?」
松陰  「(シカト)今日のでぃすかっしょんのテーマはこれだ。じゃじゃん。(パネルオープン)
     『どうやったら長州(ついでに討幕派)を新撰組並に人気者に出来るんだろう?』だ。
     先生(=松陰)は座って聞いてるから、司会の桂君、始めてくれ。」
桂    「……!コイツらはともかく先生まで壊れちゃってるよぅ…大丈夫なのかよぅ長州…
      つーかさっきは書記って言ったのに先生…(えぐえぐ←半泣き)」
久坂  「あーそーいやそーだよなぁ、新撰組は教科書にもあんま載ってないのに
      老若男女に熱狂的なファンが多いしなぁ。不思議だ。」
伊藤  「来年は大河始まるし、最近は本屋さんにもバンバン出ちょるよね新撰組本。」
聞多  「長州は聞かんちゃね〜(「聞かないよね〜」のイントネーションで読む)」
伊藤  「ねぇ、僕ら未来に向かって戦い駆けてく若者たちなのにねぇ。
      あ、長州のBGMはV6のchange the worldかbelieve your smileで頼むよ!」
聞多  「わー!爽やかだ!(拍手)」
久坂  「『♪君が描いた未来の中に僕は今映っているの?』だっけ?ということは『僕』って俺たちのことか??
      つーかそれは違うくね?
稔麿  「それになぜV6をチョイスするよって話。」
高杉  「あ?稔麿のくせに偉そうに突っ込んでんじゃねぇよ。ンなの最近聞いたからに決まってんだろーが。
     大体よぉ?稔麿ごときが俺を差し置いてピスメじゃ小姓持ちでしかも悪人面でめっちゃでしゃばりやがって
     超激美味しいじゃねぇかヘタレのくせに。大体俺様はあのマンガにゃ出てるのか?てゆーかマフラー巻く
     ような色黒白髪の少年っちゅーイロモノが長州にいたか?ああ゛ん?(踏み踏み)」
稔麿  「(ギュムギュム←踏まれてる)堪忍やぁ〜堪忍してやぁ〜(泣)」 ←虐められっ子
桂    「……(溜息)…足をどけるんだ高杉君…」
伊藤  「そうっスよ〜!そのキャラ設定は別に栄太(=稔麿)のせいじゃないじゃないっすか!」
高杉  「黙れパシリが(踏みつける)」
伊藤  「ギャー!!(悲鳴)」
桂    「足をどけるんだ高杉君(怒)大体虐められっ子なんつーキャラ設定もお前のせいだろ俊輔の場合は
     史実だが
。それに長州人だって人のこと言えないじゃないか」
山県  「…(考)…やはりあの浅葱色のダンダラのインパクトでは…?」 ←一人真面目に取り組む男
久坂  「ダンダラ?あれ隊士にも不評だったらしいけどな。」
伊藤  「(復活←踏まれ慣れてる&打たれ強い)うーんやっぱ隊服の印象って大事だよなぁ。
      我らが晋ちゃん(=高杉)の奇兵隊にもあったっけ?」
聞多  「それならやっぱ日本刀でのバトルなんじゃなかろうか?サムライは外国でも人気の萌えアイテムじゃけ〜」
伊藤  「ビバ日本刀!サムライズソウル!!」
桂    「…そうだな、奇兵隊とかはちゃんと教科書にも載ってたけど
      あんま刀持って走って闘うような印象はないな」
伊藤  「これからは剣で闘っちゃう?長州の誉・神道無念流の免許皆伝者の桂サンの脱・逃げのコゴロー
      略して脱コゴ!斬って斬って斬り捲くれ!そしてそのまま長州が天下統一!ね!!」
聞多  「脱コゴ!それかわいー!」
桂    「天下統一って戦国時代か。それまず目的違うし
伊藤  「(聞いてない)個人的には斉藤さんとの決闘が見たいなぁ☆」
久坂  「甘いね俊輔。新撰組の場合京都での浪人斬りが仕事だ。その場合一対一の剣が向いているが、
      俺たちの場合はそうじゃない。戦争だから規模が違う。この微近代の時代に鉄砲大砲相手に剣で
      挑むのは馬鹿の極みだ。」
      ※長州っ子は外国と闘ったことがあるため、世界の凄さと近代化の重要さを実感してます。
高杉  「そうだ、そんなもんじゃあ長州1人で他の藩全部と喧嘩なんか出来ん。頭をつかわねぇとな(ニヤリ)」 ←戦いの天才
聞多  「むぅ〜、じゃあ剣に訴える作戦も無理かぁ〜」
山県  「そもそも100年以上前の過ぎ去ったことなのに 今さらどうやって剣に訴えるって言うこともない」
桂    「そんなこと言ったらこの話し合い自体不毛だ」
高杉  「(だるそーに)つーかアレだろ?新撰組の場合は」
影    「そりゃー天才美剣士の私がいるからですよぅ☆(遠くから声)」
伊藤  「ん?あの天然パーマとヒラメ顔は…」
桂    「海援隊の坂本君と新撰組一番隊の沖田君じゃないか。」
沖田  「あ、喀血同盟の高杉さんだ〜vv(黄色い声とともに走り寄る←しかも速い)」
高杉  「いやアンタ同盟好きだな」
沖田  「うふふそうですかねぇ?」
竜馬  「おいっす。久しぶりじゃの!(てけてけ歩いてくる)つーか同盟好きはこの坂本サンじゃきに」
久坂  「つーか2人とも背ぇデカッ!(驚)」
伊藤  「そりゃあ高杉さんと比べてるからますますデカく見えゴフゥ!
沖田  「わー(拍手)うちの某鬼副長以上にバイオレンスですねぇ高杉さん」
高杉  「(血に濡れた三味線片付ける)」
伊藤  「(よろよろ…←打たれ強い)そういやー新撰組さんとこの沖田さんも肺結核じゃったっけなぁ」
高杉  「おぅ。ちゅーかやっぱ天才は夭折するんだなぁ(しみじみ)」
沖田  「そうですねぇ、天才かつ美形っていうのは結核で死ぬ運命なんですよ。そこがまた乙女の心をグッと
      掴んでイイんですよねぇ。特に私なんか薄幸の天才剣士として名高いですからv」
坂本  「ん〜、おんしらの場合史実の限りじゃ後者は当てはまらんきに
沖田  「(発言をスルーしつつ坂本に笑顔で三段突き)昔の少女漫画で言う白血病みたいなもんですよねv」
高杉  「(坂本にスタンガン)ああ、昔の少女漫画は美少女(髪はカールしてて金髪)は大体白血病で死んだっけ
      かなぁ。でも、同じ結核で夭折で薄幸の人生なのに、沖田君だけ美形になるなんてズルイっちゃなぁ〜」
沖田  「うふふ、今さらこのイメージは消えませんよv(納刀)永遠の青春・沖田総司と呼んでくださいネ☆」
坂本  「(気絶)」
伊藤  「(坂本をつつきつつ)あらら、泡吹いちょるよ?放っちょいていいほ?」
高杉  「(無視)ったくよ〜俺がも少し生きれりゃ俊輔みたいなヘタレに首相は任せなかったのによ〜(スタンガン懐へ)」
桂    「君が総理になるなんて某都知事がなるよりも3000倍恐ろしいよ。」
久坂  「というか晋作、スタンガンなんて一体いつゲットしたんだよ」
高杉  「心配するな、奇兵隊全員分あるし。ホラ(どっさり)」
桂    「そもそもスタンガンなんてないだろこの時代…って(クワッ)つーか長州の金をまた勝手に使ったな!?
      あれだけ藩の金を勝手に使い込むなと…!(わなわな)」 注:高杉は藩のお金で軍艦を購入した経験あり
高杉  「でもこれこの通り敵を一発だぜ!?電気だぜ!?」
桂    「A・HO!!(萩焼きパンチ)今は坂本君は無抵抗だっただろう!!そもそもスタンガンは接近戦じゃなきゃ
     使えん!そして接近戦はリーチの長い刀が有利!これを一体どう説明してくれるんだ天才高杉さんよぉ?
高杉  「………」
久坂  「あはは、どーせ珍しいから欲しかっただけだろうよ晋作君は」
伊藤  「分かりやすいなぁ高杉さんってv」
山県  「……(やはりスタンガンへのツッコミはないのか………)」
沖田  「分かりやすいと言えば、高杉さんの歌ってホントに粋で艶があっていいですよねぇ。
      うちの副長に教えてあげて欲しいですよあの人分かりやすい歌なら日本一なんですけどね」
高杉  「ああ土方君か。前に会ったがなかなか粋な優男だったな。とりあえず何事も日本一とはいいことだ」
聞多  「それ全然褒めちょらんし」
伊藤  「てゆーか晋ちゃんが優男なんて言っても説得力なへぶぅッ」 ←※高杉に殴られた
沖田  「ところで何話してらっしゃったんですか?」
久坂  「あぁ、長州藩はなぜ新撰組のようなたくさんの熱狂的ファンをゲットできないかだ」
沖田  「そうですよね、大河ドラマも始まるし盛り上がってますよねぇvてゆーか日野とか新撰組ゆかりの地も
      らしいけど、山口県もこの大河ドラマで「敵の長州もよろしくね☆」って感じらしいじゃないですか〜。」
桂    「そうなんだよ、武蔵は視聴率がイマイチだったからなぁ。まともな視聴率って巌流島のときだけだから。
      観光収入の見込みはどうだったんだろう…けっこう期待してたと思うんだが下関は……(ぶつぶつ)」
伊藤  「んな突然深刻そうな顔するなよ桂さん…」
高杉  「あぁ、この人 根が苦労人だから」
桂    「ほとんどお前のせいだよ
沖田  「う〜ん、やっぱ自分で言うのも何ですけど私の存在だと思いますよ?そして美形揃いですからv
      か弱い美少年の私にはぁ、土方さんっていうちょっと強引で包容力のある年上の美形がいてラブラブでぇ、
      兄弟のように仲良しでぇ(※いずれも史実ではありません)、また私の最期が切ないところが腐女子心を
      くすぐるんですよvいやぁまいりましたねぇ美少年ってこれだからHAHAHAHAHA
聞多  「ああ、だなぁ。沖田君なんかはとりあえず名前は知ってるもんなぁ。つーか君言いながら笑いすぎだ」
伊藤  「うん、新撰組って脇も個性的なキャラが多いし美形も多いし。つーか沖田君土方殿を包容力がある
      なんて微塵も思ってないの丸分かりだよー」
沖田  「だってあの土方さんが攻めですよ!?この私に!!笑っちゃいません!!?イメージってすごい
     ですよねぇ〜vvまぁ私としてはむしろ攻め(っぽい)土方さんを攻めるのが好みなんですけど?
桂    「いや、君の好みは聞いてないが…」
山県  「……俊輔に沖田殿…美形と言っても幹部には土方殿原田殿に伊東殿くらいしか思い当たる節はないが」
聞多  「もうイメージ作られちゃってんの!駄目なのさ!俺らも作ってくれないかなぁ〜ナイス七三分けとか」
桂    「七三って幕末って言うか明治じゃないか」
久坂  「……(考える)………美髭とかの方がよくないか?(真面目に)」 ※個人的には久坂に同意
高杉  「(扇子パチン)結論は出たな。簡単じゃねぇか。俺がヒーローになりゃいいんだろ?」
伊藤  「(シカト)やっぱアレかなぁ、幕府を倒すって言ういわば敵役だからかなぁ。幕府側から見ればさぁ」
久坂  「確かに『守る』っていうのがまたいいのかもしれないな。ただ新撰組がどういう存在かを知らなくても
      幕末には足を突っ込めるがなここの管理人のように。(敵同士と知ったときはびっくりでした)」
土方  「(茂みからこんにちは)………すまねぇが…ここに黒ヒラメと天パーが来てねぇか?」
沖田  「あ、土方さん!こんなところまで私をお迎えに来てくださったんですね!?愛ですね土方さん☆」
土方  「…(わなわな)てめぇらが俺の発句帳(写本)を何千冊と落としながらここに来たからだろうが。
     貴様らはヘンゼルとグレーテルか。(激怒)」
沖田  「きゃ〜!土方さんこっわーい!!」
松陰  「あっはっは、微塵も思ってないことが滲み出てるな」
稔麿  「(むくり)そんなことで京都からはるばる長州に…君らスゴイなぁ、やっぱ新撰組は伊達じゃないよ。」
桂    「生きてたのか稔麿君(安心顔)」
高杉  「ちゅーかヘンゼルとグレーテルたぁ意外とメルヒェンじゃのう土方殿」
伊藤  「あ、そうそう、山口(市)って大内氏が京文化を持って来たから西の京って言われてんだぜ〜?知ってた?」
久坂  「今それ全然関係ないね。それに言われてるってゆーかむしろ自称。」
伊藤  「そんなことないもん!自称じゃないもん!!(憤慨)他に西ノ京って呼ばれてるとこないもん!多分!」
久坂  「弱!多分かよ」
聞多  「あ、土方殿長州は2度目じゃね。まぁ秋芳名物20世紀梨でもどうよ?」
土方  「………(受け取る)…」
伊藤  「ねぇねぇ、秋吉台で日本一のカルスト台地見てきた?秋芳洞の百枚皿とかすごくなかった!?」
聞多  「あれ東洋一の大鍾乳洞なんだぜ!?10kmあんだって!すごくなかった!?」
土方  「え……あ、ああ……う、うん、これから行こうかな……」 ←押されてる
桂    「ああ……今日もまとまりがなかったなぁ…大丈夫かなぁ長州の未来は……(ほろり)」
松陰  「して、議長殿。何か封書が来ているが……」
桂    「え?封書?てゆーか僕議長に昇進してたんですか?
松陰  「ああ…何なに、大久保金融ファイナンスからスタンガンの代金の借金返済請求だ。君宛てに。
桂    「え!!!?俺に!!!!?
高杉  「………藩の金には手を出すなっつー話じゃったけぇなぁ……(口笛)」
聞多  「すごい!桂さんが工面するのか!!(開封)すげーよこの代金国が一個買えるよ!!!」
伊藤  「桂さんグッジョブ!(親指ビッ!)」
高杉  「ちなみにトイチ(10日で1割の利子)だそうだ。(他人事のように)」
山県  「うーん、伊達に金融ファイナンスとかぶってるだけのことはある (※ファイナンス≒金融)」
久坂  「(キーンコーンカーンコーン)あ、どこからともなくチャイムの音が。」
松陰  「じゃあ今日の学級会はこれで終しまい。解散!!」
桂    「(号泣)松陰先生―――!!ごふっごふっえごふ!!(胃潰瘍で吐血)」

 

 

 

完。

 

 


桂は土方とキャラ(というか扱い)は似ているらしい。ただし土方はキレやすいが桂は溜め込むタイプ。
今日はわりと発散させてみました。ちょっと天然入った桂も書きたいなぁ某相談サイトのような。あの桂良すぎ。

 

>久坂  「確かに『守る』っていうのがまたいいのかもしれないな。ただ新撰組がどういう存在かを知らなくても
>      幕末には足を突っ込めるがなここの管理人のように。(敵と知ったときはびっくりでした)」

そして知ったときはどっちを応援しようか本気で悩みました。
結局どっちも好きなので「どっちも」って結論に。だって両方とも魅力的な人集まってるんだもん!

 

 

 

 

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高杉俊輔聞多あたり以外はまだキャラ立ちしてないのでめちゃめちゃです。

ちなみに、吉田稔麿という名には松陰先生が殺されてから変えたようですよ。違ったらごめん
だからここでは正確には、表記は「吉田栄太郎」のがよさそうですね。それと今さら注意することも無いですが、
土方は新撰組時代に松陰先生に会うことは不可能です。だって安政の大獄は土方が京都へ行く前。

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入れようと思っていたラスト

土方  「……(哀れみの目)…桂サン…石田散薬だ。これ飲んでください(慈母のような笑顔)」
桂    「(けふけふ)…いや…それ外傷用だろう………」

オチてないので却下。

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