高杉 「つーかテメーら京の人間にゃ嫌われてんだよ。むしろお前らの敵長州の方が京の人間にゃあ歓迎
    されてんだぜ?(実話) 周りの空気読めよ壬生狼さんとやらよ、あぁ?」
土方 「あ〜?うっせーよてめーらより新撰組の方が人気がある上に今旬だから別にいーんだよ」
斎藤 「………もう少し大義というか正論で勝負してください副長。そんな貴方もかわいいですが(真顔)
俊介 「あはは、でも本当によく副長とうちの総督は喧嘩するっスねぇ。仲いいんだから。ねーもんちゃん?」
聞多 「そうだねすんたん」
永倉 「………………そうだろうか?」
高杉 「こいつら(=伊藤俊介&井上聞多)に真面目に突っ込むほど無駄なことは無いぜ」
久坂 「更に上を行くボケで突っ込みを華麗なまでに無効化するからな。天然とは恐ろしい」
桂   「君もその素質はあると思うぞ久坂君」
土方 「つーか何でてめーら全員がここ(=京)にいるんだよ!長州にすっこんでろ!」
俊介 「だって副長殿!“清水の舞台から飛び降りるつもりで高杉さんを清水(寺)の舞台から突き落としたい”
    って言うんだもん聞ちゃんが。協力してあげたいって思うのが親友でしょ!?」
聞多 「言ってないよそんなこと!?」
高杉 「………………ほぉ?上等じゃねーか井上先輩?(指ポキポキ)」
聞多 「だから本当に言ってないって許してごめんなさア゛―――!(断末魔)」
山南 「…(耳栓)……しかし、確かに我々が京の人々に疎まれているのは事実。このままでは壬生狼と忌み
    嫌われたままになってしまう。何とか京の人たちと親睦を深めれたらいいのだが」
永倉 「それだ!!」
土方 「どれだよ。つーか別に京の人間にどう思われたっていいじゃねぇか。俺たちの役割は京を(以下略)」
山南 「いえ、やはりここは対策を考えねば」
土方 「そんなん考えてる暇があったら京の人のために見廻り行って来いよ」
山南 「いえ、私は『いるだけ総長』ですから」
土方 「てめっ!そういう時だけズルイぞ!」
山南 「いるだけ総長兼『地域の皆様に愛される新撰組』振興会会長ということで」
土方 「……………」

 

というわけで、『地域の皆様に愛される新撰組』振興会会長・山南の提案で
『新撰組と行く☆地域親睦遠足大会(仮称)』が催されることと相成った。

 

土方 「…って考えて遠足かよ!もっと考えろよ!」
山南 「本当に土方君は小煩いですね。ツッコミを入れたがる古女房というのも可愛らしいですが(笑顔)」
土方 「お前何言ってんの?しかも『古』って何?」
島田 「(挙手)副長、ツッコミはそこですか」
山南 「(笑顔)お集まりの皆さん、今配っているのは旅行のしおりです。1人1冊ずつ取って後ろの人に回して下さいね」
沖田 「へー旅行のしおりかぁ!何だか修学旅行みたいでわくわくしますねー!」
土方 「『みたい』じゃなくてそのものだよ。つーか親睦とか言って新撰組隊士しか集まってないじゃん!京の人間
    いないんじゃ目的まるで達成出来ねーよ!これじゃ『新撰組行く☆』じゃん!」
伊庭 「トシちゃんトシちゃん(つんつん)、オイラがいるさね(にこー)」
土方 「なんでいんの?
伊庭 「んもートシちゃんたら照れてフォントサイズ倍角にしちゃうなんてかわいいねぇ」
俊介 「いよッ!こんのバカップルめー☆」
土方 「(ちゃぶ台ひっくり返して)いいから江戸に帰れェ――!
桂   「(すぐそばでしおり熟読しながら)…時代は変わるものだよ土方君」
土方 「だからなんでテメェらまでいる(鯉口チャキッ)」
桂   「ほぅ?長人は京に足を踏み入れてはならないと言う法律でもあるのかね土方君?」
土方 「何その生意気さ!つーかてめー指名手配されてんだからもっと居心地悪そうにしてろよ!」
俊介 「そんな堅いこと言いっこ無しっスよー!ねー沖田さん!」
沖田 「ですよねー俊ちゃんv」
土方 「………。………………。」
山南 「しおりが回って来たら、表紙の名前欄にすぐに名前を書いて下さいね。表紙は某豊玉先生・心の俳句が
    が印刷されてる方ですよ」
土方 「ちょっと待てよオイ!」
久坂 「…(表紙を見返す)…軽い羞恥プレイだな」
高杉 「…(句を眺めながら)…こんなん載せられたら俺は舌噛んで死ぬぜ」
斎藤 「いや、時代劇じゃよくある自殺の方法だが、本当は舌噛むくらいじゃ死ねないらしい。舌が気管に入って窒息
    することでなら可能らしいが。やはりここは投身自殺を」
土方 「お前らもう1回言ってみろよ
斎藤 「投身自殺」
土方 「そこじゃねぇよ(首絞)」
斎藤 「土方さん苦しいですよ(苦笑)」
永倉 「(…首絞められてて何その笑顔………)(←ある意味関心)」
山南 「皆さん静かにしてくださいね。ちなみに裏表紙には教養あふれる伊東参謀の和歌が載せてあります」
土方 「………………」
俊介 「……(表紙を裏返す)……副長可哀相だね」
久坂 「否応無しに比較されてしまうな」
高杉 「単品でも十分可哀相なのにな」
聞多 「土方さん可哀相」
土方 「………………」
藤堂 「あわわトシさん早まっちゃ駄目だよ!首吊りはやめようよ!トシさんの歌ファン多いから!(本当に)」
山南 「はい土方君席にちゃんと座ってくださいね。では表紙をめくってください。1ページ目には局中法度@遠足が
    載せてありますから熟読してくださいね」
近藤 「ほぉ、そんなものまで用意してあるのか。さすが山南さんだな」
山南 「ええ。まず『途中で腹が痛くなろうが転んで骨折しようが脱走(途中で帰宅・病院)する者は例外なく切腹』」
土方 「鬼ぃ!お前本当に新撰組の良心かよ!俺より鬼だよ!」
山南 「そういう人がいたら雰囲気壊しますからね」
永倉 「なるほど、大事だな」
原田 「そりゃー確かに切腹に値するなぁ」
土方 「………(もういいやどうでも……)」
斎藤 「………やはりおやつは300円以内なのか」
山南 「そこはお約束ですからね、切腹してでも外してはなりません」
永倉 「新選組隊士たるもの何が何でも切腹と結びつけるというポリシー」
土方 「本物(史実)の新選組の皆さんに謝れ」
俊介 「はーいしっつもーん!バナナはおやつに入るんですか――――!」
伊庭 「はいはーい!オイラもしっつもーん!トシちゃんはおやつに入るんですかー!
土方 「ちょっと待て
沖田 「さすがグルメな甘党ですねぇ伊庭さん」
伊庭 「トシちゃんほど甘くて美味しいものはなかなか味わったことはないねぇ」
俊介 「キャー!(黄色い声)伊庭っちってばオトナ発言!」
山南 「(ピクッ…)………伊庭君、あまり誤解を招くような発言は控えていただきたい」
土方 「山南さん……(きゅーん)……アンタもたまには………」
山南 「(土方をそっと抱きしめながら真剣な顔で)……伊庭君、土方君はおやつなどではありません。主食です
土方 「!!!(椅子ガタン)」
伊東 「ほぅ?じゃあ昼食は各自持参のお弁当+土方君と言うことで」
久坂 「副長のフルコースで」
俊介 「副長の裸体盛りで」
山南 「(手をポン)それは名案ですね(真顔)」
聞多 「生クリームとかハチミツとかのオプション希望!」
沖田 「あはは、それは美味しそうですね―――!(ニコー!)」
伊庭 「なるほどねぇ、主食かぇ。そういう概念もあるねぇ。でもオイラ的には主食よりオヤツの方にウェイトを
    置いてるから、やっぱりトシちゃんはおやつだねぇ」
伊東 「では、おやつは300円分+土方君ということで(赤ペンで修正中)」
土方 「………!(後ずさる)」
山南 「…ふふ、冗談ですよ土方君」
土方 「じゃあその真顔は何だよ、冗談に見えねぇよ………」
近藤 「みんな面白いなぁ。しかしトシの裸体盛りとは昔を思い出すな、なぁトシよ(人徳スマイル)」
土方 「勇さん、アンタまで乗らなくていいから………」
沖田 「乗るって?土方さんに?
土方 「は な し に 乗らなくていいから」
近藤 「そうか?(わはは)しかし、これで京の人たちと親睦が深められるとはこれほど嬉しいことはないな」
土方 「アンタ本気で言ってるのか(首絞)。ネイティブ(京の人)は誰もいねーのに
    本 当 に そう思ってるのか」
近藤 「こらこらトシ、苦しいぞ(わはは)」
俊介 「(笑顔)新撰組の局長ともなると相当強いんスねぇ」
聞多 「そうだなぁ、ちびっ子高杉にだって力いっぱい首絞められたら死にそうになるのにね」
高杉 「そんなに小さくねぇよ(ゴスッゴスッ
聞多 「ゴフッエゴフ!ごめん!ごめん高杉!鈍器で殴りつけるような音は生々しいから勘弁!」
久坂 「音が無かったらいいらしいぞ高杉」
桂   「久坂君さらっと加担するんじゃない」
山南 「はいはい長州組(クラス名)の人も落ち着いてくださいね。とりあえず昼食とおやつは土方君ということを
    付け加えておきましょう。ファイナルアンサー?」
土方 「何に対してファイナルアンサーだよ。俺に言ってんなら断固『NO!』だ」
山南 「はい、そういうわけで昼食とおやつの件は、伊東さんのようにしおりに訂正しておいてください。」
土方 「てめぇ舐めやがって………!」
高杉 「(ニヤニヤ)ふん、鬼副長って言われてると思えばけっこーな扱いだな副長さんよ(プッ)ま、そんな
    こと昔から知ってたけどな」
土方 「あぁ?んーだとコラてめぇだって似たようなモンだろーが?あぁ!?」
高杉 「お?やんのかコラ。やってやろーじゃねぇか刀を抜け…相手してやるよ、桂さんが(桂に手ヒラヒラ)」
桂  「えぇー!また僕か!…まぁ土方君あたりならちょろそうだが?(抜刀)」
土方 「てめぇらどいつもこいつも………!俺だって実戦は結構強いんだぞ!多分!」
斎藤 「多分て。弱気ですね副長。でもそこが(略)
山南 「はいはいはいはいそれではチャイムも鳴ったことですから解散します。そこで抜刀してる君たちは
    廊下に立っていなさい。土方君は職員室に来なさい。特別に個人指導という名のお仕置きです」
土方 「なんで俺だけ!つーかアンタ本格的に教師気取り!?」
沖田 「きゃー!個人指導ってエッチな響きー!」
永倉 「いや総司、教師もののエロビデオじゃないんだから(ツッコミ)」
俊介 「学校と言えばやっぱ松下村塾でしょー!」
聞多 「だよねー!」
土方 「………………もう帰りたい………」

 

 

余談ではあるが、『新撰組と行く☆地域親睦遠足大会(仮称)』が実際に決行されたかは定かではない。

[完]

 

 

 


土方さんごめんなさい、土方弄りのネタにするにはもってこいなのでよく弄らせてもらってます。
つか本当これネタにされてるよなぁ…

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