[国営放送に抗議する男たちのいる風景]


聞多 「なんとかNHKにかけあって長州弁使ってもらえりゃーせんかのぉ?」
俊介 「第1話からどえらい濃いぃ桂さんが標準語使っとったけーはぁダメいね」
栄太「ところで『じゃけー』って長州弁?『じゃけん』が広島やっけ?」
俊介「下関の友達が『じゃけん』って言っちょったよ。『やけぇ』とも『やけん』とも言いよったけど」
聞多「そうなそ?」
俊介「そうなほ」
栄太「なんつーか、表記されると違和感あるね」
土方「………つーかよ、こんなとこ(※新撰組屯所前の道)でランチマット広げて何してやがんだお前らは。
   またどーせ下らないことだろうが…の前に頼むから俺らにもっと怯えろよ。新選組の威厳丸潰れだ!」
俊介「いーや重大っすよ!(握り拳)なんで京薩摩土佐弁使ってるのになんで大河では長州弁は使って
    くんないの!予算が足りないの!?ねぇどうしてなの!?ねぇ!!」
土方「ほんッと下らねぇな。いいから長州に帰れ。」
山南「(登場) 聞いたところによると、京土佐薩摩弁を生かすためだそうですよ」
栄太「なにぃー!(憤慨)
聞多「我々は犠牲者だというのか――――――!」
俊介「そうそう方言と言えばさー!前熊本に遊びに行ったときにね、ネイティブ熊本人に阿蘇山に行くには
   どう行ったらいいかって聞いたら、「アッチだに」って教えられて超感激したんだよね!ウンナン内村
   (呼び捨て)がネタで使ってたのが本当に使われてたなんて!」
土方「あーそう」
山南「……(温かい笑顔)……今のは聞かなかったことにしてあげましょう」
近藤「斎藤君、土方君の座布団全部持っていきなさい」
斎藤「承知」
土方「え?あ?なっ!違う違う違う!そんな意味で言ってねえ!」 ※あーそう
坂本「おいーっす。お?おまんらまた京に来とったか。ったくおまんらも好きやにゃー」
俊介「あ!坂本さんだにゃー!」
聞多「語尾を「ちゃ」と「にゃー」で勝負を挑むにゃー」
坂本「わはは、おまんらがにゃーにゃー言ってもちーとも可愛げがないにゃー」
聞多「何でですか!(ぷんぷん)」
俊介「何でだにゃん!(ぷんぷん)」
高杉「ニャンニャンうぜぇよ(首締)
聞多「あ゛ー!死ぬ!てゆーか俺より俊介の方が使ってるのに!!」
俊介「………あ!それなら副長たちも多摩弁じゃないね」
栄太「多摩弁ってどんなの?「おらぁ」とか「だべさ」とか?ねーねー使ってみて!」
坂本「いーや、土佐っ子としては土方にはむしろ「切腹だにゃん☆」希望」
俊介「やだっ!カワイイ!」
聞多「Say“切腹だニャン!”」(やんややんや)
土方「ピィ――――――(犬笛)。 ………斎藤、不逞浪士だ。斬り刻め」
斎藤「承知。…(三番隊全員に向かって)全員斬りかかれ(自分も抜刀)」
俊介「キャ―――!斎藤さんと仲間たちはマズイ!(ダバダバダバ)」
聞多「牙突だけは勘弁!(ダバダバダバ)」
栄太「というかなぜ犬笛で斎藤さん他隊士たちが集まるんだ!?元祖副長の犬は山崎さんじゃ!?」
坂本「そんなことどうでもいいぜよ〜それ逃げろーじゃきー(ダバダバダバ)」
俊介「その取ってつけたような『じゃき〜』に激しく抗議!(ダバダバダバ)」

※ ダバダバダバ=走って逃げる音 ©『すごいよ!マサルさん』

沖田「(ひょこっ)あれっ?栄太郎君の臭いがしますねー。斎藤さぁん!それ私のだから
   まだ斬らないでくださいねー!」
高杉「(腕組み)………沖田はブラックジョークが上手いな」
桂  「いや、あれはブラックジョークじゃなく多分本音だ」
土方「お前らどんだけ堂々としてんだよ。お前らも逃げろよ長州人」
山南「新撰組に威厳も何もあったもんじゃありませんね、土方君がしっかりしないから」
土方「俺のせいかよ!」
近藤「うむ………もうちょっとトシが鬼副長だったらなぁ」
土方「!! そんな!勇さんまで!」

 

今日も蔑ろにされる副長であった。

[終]

 


聞多 「なんとかNHKにかけあって長州弁使ってもらえりゃーせんかのぉ?」
 →(後半)…長州弁使ってもらえないかなぁ?
俊介 「第1話からどえらい濃いぃ桂さんが標準語使っとったけーはぁダメいね」
 →第1話から、えらく濃い目の桂さんが標準語を使っていたから今更もう駄目だよ。

つまり方言を書きたくなっただけなんですよ。

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