「歳さん?」
「ん?」
「好きだよv」

敢えて直球でいってみたら。

「……………そりゃ何の遊びだ?」

全く相手にされなかった。

 

 

「はい回想終了〜」

やっぱ風流人(豊玉先生)にゃあ直球はお気に召さなかったかな?

……それはともかく

「まったく、つまんない返事だったねぇ。」

川原を歩きながらまた呟いた。

 

 

 

そう。それが告白第一回目の手応え。

 

 

 

んで二回目は

「あんま阿呆なことばっか言ってんじゃねぇよ」

今度は呆れ笑いで済まされた。

 

 

 

「本気だったのにねぇ常に」

伊庭は苦笑する。

「ん〜、やっぱ歳さんをオトスのはけっこう大変そうだなぁ」

 

 

背伸びをしながらゆるーく歩いていた身体をしゃんと正すと

 

 

「ま、伊庭の小天狗にかなう人はいないけどね」

 

 

 

待ってろよ歳さん。

不敵な笑顔を浮かべて先を進む。

 

 

 

そうだ。今日は本気なのだ。いつもみたいに

恋愛の駆け引きを楽しむつもりも余裕もさらさらない。

 

 

そんなわけで、今日は2人きりになれる場所に歳さんを呼んだんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英語の描出話法を参考に。え?どこが?

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