@ カフェ・KIKUGA-HAMA
聞多 「ちゅーかちょっとばかし不満なんじゃけどさー、高杉がさー」
坂本 「(ガラーッ)おいーっす、あれ?桂さんに久坂君に俊ちゃんに聞ちゃん!村塾の皆さんお揃いで」
俊輔 「あ、坂本さんじゃないっスかー!コンニチハー!」
栄太 「すみません俺のこと忘れないで下さい」
坂本 「おぉ〜スマンスマン(わはは)暗くて見えんかったぜよ稔麿君!」 ※稔麿=栄太郎
栄太 「意味わかんないんですけど………(落ち込み)」
久坂 「まぁいつものメンバーなわけですが。で、こんなところ(=萩)で何してんです?」
坂本 「おぅ、さっき高杉に素敵な銃を貰ってな♪(ウキウキ)ちゅーわけで桂さん、一発打ってみていい?(チャキ)」
桂 「駄目に決まっているだろう。ああそうだ井上君、高杉がどうしたんだ?」 ※井上=井上聞多
俊輔 「あ!(シカト)そういえば前にトリ○アの泉で日本刀と銃弾はどっちが強いかってやってたっスよね!
日本刀に打ったら銃弾粉砕してたよね!あれマジで感動したんスけど!」
聞多 「すっげマジで!?じゃあ桂さん、銃弾斬ってみてよ!!」
桂 「うん、それはいいから高杉がどうしたんだ?と聞いてるんだが」
聞多 「!(怖!)」
俊輔 「(耳打ち) ねぇねぇ久坂さん、なんか桂さんいつも以上にカリカリしちょりません?」
久坂 「ああ、悩んでるからな桂さんは」
俊輔 「便秘と胃痛に?」
久坂 「………………。………まぁ、そうなる原因にというかな…」
桂 「ちょっと待つんだ久坂君、なぜ便秘と決めるけるまぁその考察自体は正しいが」
坂本 「そんな桂さんに半分が高杉君のやさしさで出来ているバファ○ンを預かっとるけど」
聞多 「怖!」
俊輔 「間違いなく即死だね(朗らかな笑顔)」
坂本 「あ、さっき伊庭っちとトシちゃんに会っての。もうすぐ来ると思う…て、あ。ほら来た来た」
伊庭 「ああ、皆さんこりゃーお揃いで!この店のスイーツはそんなに美味しいのかえ??(笑顔)」
俊輔 「あ、伊庭さんじゃないっスか!土方さんもいらしてたんですねー!」
聞多 「今日は一体どういったご用件で?」
伊庭 「萩城を見に新婚旅行さねvあと、瑠璃光寺五重塔と雪舟邸と〜、ザビエル記念聖堂も見に行ったねぇv
夏には一の坂川に源氏ホタルを見に行きたい気分さねv
あ、お姉さん夏みかんゼリー2つv(着席)」
土方 「……ふく料理(=ふぐ料理)を食べにの間違いだろ…(着席)」
伊庭 「名古屋の人と命名問題でちょっと揉めたとか言う噂の外郎(ういろう)も食べないと駄目さねv」
土方 「(征西記と言う名の『るるぶ』を見ながら) うーん……そこを突くか……」
桂 「もはや土方君には『新婚旅行』に突っ込む元気も無いんだな……」
伊庭 「新婚てゆーか長い付き合いだけどねーvトシさんも夏みかん食べる?」
土方 「…(やたら夏みかんとは縁があるなぁ………)」
久坂 「そうか、長い間ラブラブなのか。微笑ましいな」
伊庭 「うんラブラブvオイラのトシちゃんへの」
土方 「いや、一応言っとくが信じるなよ?こいつが勝手に暴走してるだけだから」
伊庭 「酷いや、トシちゃんはオイラの愛をまだ信じてくれないのかぇ?こんなに深いのに…(キラキラ)」
土方 「あーはいはい。」
久坂 「どれくらい深いんだ?」
伊庭 「99ファゾムくらいさねv」
土方 「それは一体何の単位なんだ?」
久坂 「わぁ、深いなぁ。」
土方 「お前知ってんのかよ。怖いとこだよ松下村塾……」
久坂 「それはそうとカルスト台地は行かなきゃ損ですよ。あと秋芳洞も。感動しますから本当」
土方 「ああ、なんか前に井上(聞多)君と伊藤君にも激しく言われた気がする…やっぱ行っとくべきか…?」
伊庭 「うん行ってみたいねぇ、それどこさね?遠い?」
聞多 「(彼らを遠くで見ながら)…うーん、やっぱセットで並ぶと目を引くなぁ伊庭さんと土方さんは。」
俊輔 「2人とも色白だし美形じゃもんねー。目の保養には持って来いだよね。」
栄太 「おまけに長州美形代表の桂さんと久坂君も入ったし。これは女性には堪らない構図じゃね」
聞多 「ねー。2人は五稜郭ではさぞ癒しを与えたことじゃろうねその五稜郭はウチの一の丞が落としちゃったけど」
桂 「(ハリセンスパーン)そこは言うな。で。高杉がどうしたんだ?と聞いてるんだが」
俊輔 「(…目が座ってる………/怯)」
聞多 「あ…うん、前に高杉が沖田には沖田君って呼んでたなーと。『てめぇ』とか『おい』とか『貴様』とかでなく」
久坂 「まー、アイツにまともな呼び方されるのは本当少ないよな。」
俊輔 「うーん、沖田君の人徳(というかなんというか…)は凄いよねぇ」
栄太 「天才の匂いは分かるのかなぁやっぱ」
聞多 「(どよーん)俺、高杉より年上なのに『貴様』としか言われたことない…」 ※ 4つ年上(参照)
坂本 「ノンノン。『貴様』っちゅーのは『貴(とうと)い』って字に更に『様』って敬称ついちょる。実は尊敬語じゃきに。」
聞多 「あ、そっか!」
俊輔 「なるほどぉ!!坂本さんって頭いいんですねー!」
坂本 「それほどでもないぜよ(わはは)」
土方 「(呆)…………おいおい、松下村塾ってぇところは一体何教えてきたんだよ、松陰先生泣くぞ」
桂 「いや、松下村塾って所謂一般的な寺子屋じゃないから…いや、でも……」
土方 「何だよハッキリ言えよ、そんなんだからアンタは」
伊庭 「お姉さんナテデココあんみつ一つ!なぁなぁトシちゃん、その松陰先生って犯罪者って本当かい?」
土方 「ああ、米国に密航しようとした罪で萩の獄に入れられて、その後で松下村塾を開いたということらしい。
ま、おかげで長州のヤツらは富める者から貧乏人まで学べたわけだ。あの人の考えは進んでるからな」
桂 「ほぅ、土方殿のくせによくご存知だ」
土方 「(にっこり)ええありがとうございます『くせに』っていうのが微妙にひっかかりますが聞かなかったことに
しましょう『くせに』という言葉は」
伊庭 「(うっとり)トシちゃんも大人になったねぇこめかみがひくついてるけど。あ、お姉さん瓦そば1つv」
土方 「まだ食うか」
伊庭 「(観光マップを見つつ)あ、下松市はヒラメ料理が有名なのかえ!高級魚『笠戸ひらめ』だって!」
聞多 「ヒラメ……」
桂 「落ち込むなよ井上君……」
俊輔 「何で落ち込んでるの?」
栄太 「沖田さんを連想したとかじゃない?」
俊輔 「つか、あの沖田さんの肖像画どう見てもヒラメじゃないよね」
栄太 「あ、うん、まぁ今はどうでもいいけど…」
伊庭 「ほぅ、萩はウニも家庭料理なのかえ!?北浦のウニかぁ、うまそうだねぇ(じゅるり)」
全員 「まだ食うか」
伊庭 「あ、お姉さん、これ用意できる?萩名物『シロウオの踊り食い』をしてみたいんだってさトシちゃんが」
土方 「言ってねぇよ!ちょっと待てテメェで食いやがれ!」
久坂 「ほぅ、いっちょ行ってみますか副長殿?ジモティーの俺もナマでは食ったことないですが(笑顔)」
土方 「はは…(疲)…つーかさぁ、ここはカフェじゃないのか?」
伊庭 「なんでもあるねぇ。」
土方 「ならふく料理もここで食べたらラクじゃねぇか?」
伊庭 「いーやフグは本場下関で食べる(断固主張)」
土方 「…なぁ、そのポリシーは一体何なんだよ?」
高杉 「ああ、ふく(※ふぐを下関ではふくと呼ぶ)ならウチの俊輔は詳しいぞ。なぜならふくの解禁令出したのコイツだから」
俊輔 「あ!高杉さんじゃないですかー!遅いですよ!またパパ上様に頭が上がらなかったんですか?」
高杉 「よぉ〜し俊輔もう1回言ってみろ(首絞)」
俊輔 「ギブギブ!死ぬから!ホント死ぬから!!」
坂本 「(もりもり食べてる) お、高杉君さきほどはどぉも〜♪」
高杉 「(俊輔を放りながら) ああ坂本さん。使ってみましたか銃は」
坂本 「いや〜、それがコゴタン(※桂小五郎)に試し撃ちさせてもらおうと思ったらすげなく断られての!(わはは)」
高杉 「この人神経質な上にけっこうケチですからね」
桂 「ケチは関係ないだろう。というか普通断るだろう高杉君」
伊庭 「ねぇねぇトシさん、ここに屍(=俊輔)が一体発生してるんだけど」
土方 「ああ、長州じゃこの光景はいつものことだ。放っとけばそのうち生き返る。」
聞多 「すっかりこのテンションに馴染んじゃったな副長さん……」
桂 「…ふぅ(深呼吸)。高杉君。先ほども話していたんだがな、君はその傍若無人な振る舞いを改めろ」
高杉 「…アンタは俺のチャームポイントを取る気か?俺からそれを取って残るものは村塾の精鋭という
こととザンギリ頭とイケてる都都逸や歌、三味線と粋さ風流さしか残らないだろうが」
聞多 「けっこう残ってるのがまた……」
俊輔 「(むくっ)ハイ!小さい背なのに長い刀ってのもチャームポイントです!!」
高杉 「(無言でいつぞやのスタンガンの電源ON) よし俊輔、コッチ来いv(言う前に突きつける)」
俊輔 「嫌――!鬼畜よ!鬼畜大魔神が来たわ助けて―――!(桂を盾に)」
桂 「何ぃ!?うw」
残虐な映像が流れているので、しばらくお待ちください。
俊輔 「うわぁぁん桂さぁん!(号泣)大丈夫っスか!?僕を庇ってくれたばっかりに!! 死なないでー!」
桂 「どう見てもお前のせいだろ…」 ※瀕死
高杉 「……すまなかった桂さん、アンタだと分かっていれば俺はこんなことをするつもりはなかったんだ…(泣き崩れる)」
桂 「いやバッチリ認識してたよな…?」 ※瀕死
高杉 「…(訂正)…すまなかった、一瞬にしてアンタに摩り替えられるという卑怯な手口にすぐに気付いていれば俺は…」
桂 「けっこう間があったのに止めなかったのは誰だ…」 ※瀕死
土方 「………なんだか、敵ながら桂には同じ匂いを感じるぜ……」
桂 「…(プチーン)(ふらふらしながら起立)…ふざけたこと言ってるんじゃない。君と僕を一緒にするな
僕は君のように総受けじゃない」
土方 「(ピクッ)ちょっと待て誰が総受けだ?あぁ?」
桂 「『君』いう二人称を土方君に使ったのだが聞こえなかったのかい?それとも京で剣ばっか振るってるから
日本語を忘れてしまったのかな?この元田舎のヤンキーが」
土方 「よぉ―――し 上等だぶっ殺す!!(抜刀)」
桂 「(目据わってる)はン、君のような自己流の剣の持ち主がこの神道無念流免許皆伝に勝てるとでも
思っているのかい? (インテリ口調で小馬鹿にしながら抜刀)」
土方 「うるせぇ!俺は強くなれりゃあ流派だとか免許が何たらとかどうでも良かったんだよ!」
桂 「ふん、負け犬の遠吠えにしか聞こえないねこの色白が!」
土方 「ほざけ!俺は逃げまくりのアンタと違って実戦経験多いんだよ!つーか色白とか言われても
あんまダメージねぇし!なじるならもっと他にあるだろ俳句とか女顔とか!」
伊庭 「あはは、トシちゃんは俳句のこと自覚してたんだねぇ(笑)」
聞多 「あああ桂さん土方さん!(大汗)ごめんなさい最近桂さん某総督のせいでマジで疲れてるから
ホント許してあげてくださいよ土方さん!!」
高杉 「いやーホント桂さん目ェ据わっちょるなぁ、珍しい(他人事のように)」
聞多 「アンタのせいだよアンタの!高杉が迷惑かけるから!!」
高杉 「俺はかけちょらんし。俺がやることに桂さんが勝手に何かやっとるだけ」
桂 「(振り返って指差し)それを尻拭いって言うんだ高杉君」
高杉 「……(溜息)……この人ってホント冗談が通じないんだよな」
桂 「お前はあの行動の数々を冗談という二文字で済ます気か?」
久坂 「あはは(爽笑)。でも晋作がいないと駄目だった局面も多かったですよ?」
桂 「…ああそうだね、その通りだよ君はそこまで被害に遭ってないからそんなことが言えるんだ…」
聞多 「(木の陰で隠れて)そうだそうだ高杉の阿呆!背ぇ低いくせに!」
高杉 「ほぉーう?俊輔のくせに生意気な発言だなぁ……?」
俊輔 「(焦る)いや晋ちゃん!言ったの聞ちゃんだから!僕言ってないから!
『総督の刀は差してる刀の方が身長より長い』とか言ってないから!」
高杉 「…………ほぉう?(聞多を振り返る)」
聞多 「ちょっと待てぇ!!赤太字んとこ俺一ッ言も言って無いし!!」
俊輔 「寝言で言ってたよv」
聞多 「嘘付けつい3日前お前が素面で言ってたんじゃねぇかギャー!!」
土方 「……(いつの間にか蚊帳の外)…いい加減京に帰ろう。新撰組のことも心配になってきた………(納刀)」
伊庭 「なんでさ?まだふぐ旅行にも行ってないのに。あ、ひょっとして愛の深さが99ファゾムじゃ足りなくて
拗ねてるのかぇ?……歳さん、安心して?オイラあの場じゃ恥ずかしくて言えなかったけどね、本当は
オイラの愛は99ファゾムなんてレベルじゃないんだよ。」
土方 「……(溜息)……あぁ、そうかよ」
伊庭 「うん、本当は50000キンタルさね」
土方 「だからそれは何の単位だ」
伊庭 「うーん、分かりにくいかなぁ?じゃあ50000デニールでもいいかな?」
土方 「そりゃすげぇな。そんな厚手のストッキング見たことねぇ」
なんだこのオチは。
[ 完 ]
※ ファゾム [fathom] :水深の単位。1ファゾム≒83m
※ キンタル [quintal] :重量の単位の1つ。100kg.各国の慣行によって一定しない。
参考資料 http://www.ysn21.jp/furusato/内の郷土料理編 (何見てんだよ…)
長州を書いてると愛県心が疼きます。
しっかしすごいいっぱい詰め込んじゃいましたね。こういうのカオスっていうんですか?
んでこのサイト伊庭歳率高いですね。まぁ動かしやすいからなんですが……
最後微妙に甘かったですよね。え?どこが?
なんか色々誤字脱字などありそうなので、あとで推敲しなおします。すまん。
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